麦のワイン 飲んでみた
この記事はBeer Advent Calendar 2020の17日目の記事です。
前置き
ワインと言われて思い浮かぶモノ。
大抵の人はブドウからつくられるあのワインですよね。
今回はワインはワインでも、ブドウではなく、
麦からつくられるワインを飲んでみた、というお話です。
麦のワイン とは
さて早速ですが、飲んだのはこちら。
サンクトガーレンの『Un angel 2020/ウン アンヘル2020(天使)』です。
以下の商品ページに、特徴や「麦のワインとはなんぞや」という解説があるので、ぶっちゃけそちらを見てもらうのが1番なんですが、かいつまんで紹介しつつ、感想を述べてみたいと思います。
特徴その1 「高いアルコール度数と長期熟成」
麦のワインは19世紀のイギリスで、フランスワインの人気に対抗してつくられたビール。
ワインを意識しているため、アルコール度数は10%程度とかなり高め。*1
とはいえ原料は通常のビールと同じ麦芽・ホップ・水・ビール酵母のみで、れっきとしたビールです。
ただし麦芽は3倍、ホップは2.5倍から7倍ほど使用され、熟成期間も長く、製造コストがかなり高いようです。*2
また、アルコール度数が高いため長期熟成にも適しており、例えばサンクトガーデンのものは5年熟成できるとのことでした。
特徴その2 「シャンパンと同じ瓶内2次発酵」
ワイン好きにはお馴染みのシャンパンやカヴァ。瓶内2次発酵が特徴です。
麦のワインの瓶詰めも同様の瓶内2次発酵。
タンクで1次発酵の終了したビールから1度ビール酵母を取り除き、新たなビール酵母と糖分を加えて瓶の中で密閉することで2次発酵させるとのこと。
通常のビールのように炭酸ガスは注入せず、瓶内で生まれた炭酸だけが麦のワインの泡となります。その泡は繊細で柔らかです。 そのため炭酸の刺激が少なく、麦芽の旨味をじっくり味わえるビールになっています。
1本1本手詰めするので、これも製造コストが上がる要因ですね。
飲んでみた感想
とまぁ、少しばかり解説してみたものの、公式紹介ページにもっと詳しく説明があるので気になる方はこちらをご覧ください。(再掲)
肝心の味ですが、
デリリウムみたいなスゥーッとした華やかな香り。
甘くてまろやかな口当たり。
苦味はあるものの、甘さのおかげか優しく感じる。
というメモが残されていました。(実は飲んだのは2週間近く前😇)
ちょっとクセのあるチーズをつまみに飲んだのですが、なかなか良い感じでした。
今回飲んだのは小麦麦芽も入っているウィートワインのみで、バーレイワインとの飲み比べはできていないので、そのうち飲み比べもしてみたいところです。
ちなみに全然関係ないですが、お気に入りの栓抜きです。かわいい。
どこで買えるの?
大事なことを書き漏らすところでした。
公式ネットショップで購入ができるようですが、
現時点でネットショップはアンヘル(今回飲んだ方)は完売。
ディアブロ(今回飲んでない方)はまだ買えるようです。
また、全国の取扱店でも購入は可能とのことですが、「全てのお店がディアブロ、アンヘルの両方の取扱いがある訳ではありません」とのこと。
取り扱いのある飲食店もいくつかあるようなので、在庫確認の上足を運んでみても良さそうです。
ではでは、今年も残り僅かですが、みなさん良きビールライフを🎄